「明日なき我等」

 明日の朝に履く靴下がなくて深夜2時にコンビニに買いに行くのは、哀しいことこのうえない。週末バタバタとして洗濯をする時間を取れなかった。部屋の隅に積みあがっている洗濯物の山は、そのまま仕事の行き詰まりっぷりを表している。「入社して何年になる」「2年半です」「そうか、2年半無駄にしたな。君は失敗作だ」。上司の台詞は、しかし心をえぐらずに右耳から左耳へと抜けていく。
 「どれだけ言ったって君は反省するそぶりだけで、実際は何も反省してないんだろうけどな」。おっしゃる通りだ。打たれ強いわけでなく、不感症に近い。今の職場から飛ばすなら飛ばしてくれていいとすら思っている。2年半やってきて、そういえば、仕事でうまくいっていると思ったことがない。いつも何とかやり過ごしてきたけれど、1年目、2年目、3年目と次第に積みあがっていく責任の重さを前にして、繕いきれなくなってきた。
 連日暗い日記だけど、経験則から言って、愚痴を吐いている時よりも日記を書いていない時のほうが行き詰っているので、大丈夫です。たぶん。